参加してみて思った音楽のこと著作権のことを適当に書いてみる

 あけましておめでとうございます。
 昨年は大変お世話になりました。
 今年もよろしくお願いします。


 と、言うことで…新年早々、まずは宣伝。
D
 ボカロオリジナル投稿した。


 これは、前から「やりたいな〜」とは思っていたけれど、きっかけがつかめなくて、中々できていなかったこと。それが去年は、ひょんなことから歌ってみたのmixをさせてもらうようになったのがあったりして、で、そのいきおいのままやっとボカロ曲もやれた感じ。
 投稿した曲は、自分が学生時代に友人達と制作した曲達のうちのひとつで、自分はプロデューサー、ディレクター、エンジニア、として参加した曲。まあ、そういう当時の役割もあってか、著作者(RICMAN)に了解を得て自分が仕切って、ボカロ調教して、当時もやったmixとマスタリングして、イラストと動画をお願いして、上げて、って感じ。こういうかたちで自分主体でやらせてもらえたことには本当に感謝。
 で、そんなこんなで、当時一生懸命制作して満足のいく出来だったと思うわけだけれど、その頃は動画サイトも無かったし、発表する場所が今に比べると無さ過ぎて。結局聴いてもらえたのはごく親しい友人達だけで、他には全く誰にも聴いてもらうことができなかった。そんなこともあり、途中そのままの音源をニコ動にうpしたりもしたわけだけど、全く伸びなくて…これはやるならボカロのほうが良いな、と。んで、ボカロに歌わせてみたら、思っていた以上にしっかりと歌ってくれて。あ、これなら全然いいじゃん、という感じで。
 これについては、まずは再生数1000いけたら嬉しいな〜って思う。つーことで、皆さんお願いします笑
 てか、もっと伸びてくれたら、どんどん面白いことはできるんだけどね。そのへんは、自分が著作者じゃないからこそ思いつくこともあるように思うし。まあ、それは今後も続けてみて、そういうことをやれるチャンスもあればいいな、って思う。

まとめると…。

 まあ、あれだね。今まではニコ動を端から見てあーだこーだ言っていただけだったんだけど、歌ってみたのmixで実際にそれに参加できて、んで、さらにボカロオリジナルでも参加できた、って感じ。
 やっぱりやってみると全然違った。それはひとつ前の記事で書いたことにもつながるわけだけどね。とても楽しいし、今の音楽業界の魅力の無さと、ニコ動界隈の面白さ、っていうのをうまく口で説明できるわけではないけど、自分なりには感じることができたというか、理屈抜きに自分はニコ動界隈のほうがすごく楽しいわけで。ま、そこには自身の好みだったり贔屓だったりする部分が大きくあるわけだけど。あと、反骨的なところと笑

著作権云々について。

 あと、著作権的なことについても、やっぱり、本当にその立場に近い位置にいないとわからない、というか、自分自身があんまり頭で考えてわかろうと努力をするようなヤツでも無いので。まずは、そのあたりのことについても、何か感じることができたらな、って。


 で、現時点でまず感じていることは、ジャスラック云々とか言う前に、もっと大元にいる著作者や著作物を利用する人達、はたまた著作者同士間でも、かなり知識や考え方に違いがあるように思えて。
 例えば、そのあたりの知識が全然無い人と、それなりに知識を持っている人とでまず違う。で、さらに違うのが歌い手さんとPさんたちの考えの前提の差。Pさん達は著作者という立場がある上で、自分の著作物の扱い方に対してそれぞれが色々な考えを持っているわけだけど、歌い手さん達は著作者という立場がまず無い人が断然多いわけで、本当に何の前提も無い状態でそれぞれ考えを持っている場合があるかな、と。てか、そもそも著作物という概念自体を全く持っていない人もいるんだろうしね。
 その結果、ミリしらや替え歌なんかに対する考え方の違いは人それぞれなのは良いんだけど、それよりも、その前提の有無が決定的なところにつながる可能性がある気がしている。自分の考えで言えば、なんの抵抗も無く人の著作物でミリしらをしたり替え歌をしたりっていうのは考えられない。そこには必ず「それが人の著作物だ」という前提を持っていて、それをするならするでそれなりのやり方を考えるわけだけど。ただ、そんなことを全く考えてない、または、そもそもそういう概念を持っていない人からすれば、そんなの気にしないのが当たり前で全然おかしくない。
 まあ、個人的な感情で言うと、そういうやつのmix依頼が来たら困ると思う。替え歌やキーの上げ下げなんかも同じ。どうしても抵抗あるなーと。うーん、てか多分断っちゃうかも。
 で、なんだろう…その前提の差がこないだ少し話題になった大福Pさんの歌い手さん云々の発言と、そこから発生した一部の全く噛み合ないの議論につながっているのではないかな、って思っていたりする。だから、最後その大福Pさんとロリコムさんでは、違う考えを持ってはいるものの、同じ前提を持っている同士だから議論が噛み合う。逆に、その前提が無い人達がその議論に加わろうとすると、全く噛み合わない。それは、どっちが悪いとか良いとかではなく、単純にそういうもんだろうな、って。

 大福Pさんの発言とそれに対するコメント
 http://komonodfkdfk.blog19.fc2.com/blog-entry-16.html
 大福Pさんとロリコムさんとのやりとり
 http://togetter.com/li/83271

 まあ、そのあたりも考えさせられたな、って。自分はボカロP的な立場も一応今回ので経験したし、その前からそういう前提を持っていないであろう歌い手さんたちとmix依頼を通じて仲良くさせてもらっていたわけで。大福Pさんの発言から生まれた議論にはなんとなく煮え切らないものを持っていた。はっきりとどっちにもつけないし、そもそも自分自身もmixする上で著作物に対する礼を持ってその音楽を扱っていたか?と問うと反省すべきところもあったりするわけで汗
 そんなこんなで、少なくともその前提はみんなが持てるといいな〜なんて思ったりするわけだけど、難しいだろうな。で、逆にその前提が無い人にも著作物を正しく扱ってもらうために、ジャスラックの融通の利かなさなんてのがあったりするのかな、とか思ったりもした笑

固い話はもういいか。

 で、全然関係無いけど、去年末にはコミケにも行ってきた。これも、今までは端から見て楽しんでいただけだったけわけだけど…実際行ってみたら、普通に楽しかった。そこでCDを買ってきたけど、それがまた良くできている、というか…自分的に言えば音楽的な密度?みたいなところで言うとメジャーよりもクオリティは断然高いように思えた。
 みんな、自分が表現したいことありきだからなのか、なんかそのコンセプトに隙が無いというか、本当にやりたいことをやっているんだな、と。そんな感じ。で、音質的にもまったく文句無い笑
 次回はちゃんと調べて、興味のある音楽を片っ端から手に入れたいな、と思ったりもした。 


 もろ個人的なことを言うと、メジャー指向な人はなんでなんだろう?とか思ったりもする。まあ、その理由はある程度想像つくし、同意も全然するけど、あくまで自分個人で言えば、って意味でね。


 もっと盛り上がって欲しいよね、自由な音楽。
 「自由」っていうのは、与えられた制限を享受せず、自分自身が主体的に制限を持つことだと思うわけだけど。そういう意味での自由な音楽、メジャーとかインディーズとかっていう感じに与えられる制限にとらわれないやつね。


 と、本当は単純に宣伝できれば良かったんだけど笑
 書いてたらここまできてしまった感じで汗