音楽制作において去年感じたことと今年の目標

去年は色々なことを通じて、仕事でも音楽でもなんにでも同じなんだけど、言われたことしかできないところから抜け出さないとだなーと思ったりしました。


仕事はまだいいんですよね。そもそも任されたら全部やらざる負えないし。出来なきゃ怒られるし成果にも反映されてくるので、痛い思いしつつも前進できる環境ではあるので。
それが自分が今やっているような界隈の音楽だと特に難しいなーと思ったり。


何かというと、ミキシングの依頼をいただいた際にどういうレベルで聴けてるのか?ってことなんです。
まあ依頼者さんありきではあるので、どこまで自分が口を出すか?っていうのはその人の考えだったり、その人との関係性にもよるんですけど、それでも高いレベルでディレクションできるところまで聴けるようになりたいなーと。


なんでこんなこと考え始めたかっていうと、去年ある作品のミキシングをやらせてもらったんですけど、完成間近で「ここのコーラスを抜いてほしい」という指示がありまして。
で、抜いたら良いんですよ、すっごく。びっくりするくらい。
元々すばらしい作品だったんですけど、そこがひとつのポイントだったんだなと思わせるくらい、そのコーラスを抜いたことによってコンセプトが明確になったというか、それくらいに良くなったと自分個人の感想としては思ったわけです。
自分にとってそれくらいのポイントだったのに、そこはコーラスがあるっていう前提でしか聴けてなかったので気づけなかったんですよねー。
別に自分がそういう部分までを意見したりアドバイスしたいとかってことは全くないんですけど、単純にそういうポイントまでを含めて聴けるようになりたいなーと思ったわけです。
そっちのほうが楽しいだろうなーとも思いますし。


更に言うと、このことっていうのは、その作品をコンセプトの部分やアーティストさんが表現したい部分までを理解してお手伝いできてたのか?ってことでもあるわけなんですけよね。それは他の方とのやり取りを思い起こしてみても、ところどころでアーティストさんが意図しない方向のものを出してしまったことは多々あったかなーと思ったりしたわけです。
これは冒頭で書いた通り、言われたこと依頼されたことの最低限の部分しかできてないってことなんですよね。
まあ、最低限とはいえ、バランスなんかを取れてちゃんとミキシングできるスキルは当然あった上での話ではありますけれども、それ出来ないと何言っても何考えてもどうしょうもないので。


そこで色々年末から年始にかけて考えました。その出来事が結構地味にショックだったので笑
そういうレベルで聴くためには、どう考えても自分にそういう力がないんですよ。
確かワンオクのインタビューで読んだと思うんですけど、海外のミキシングエンジニアに音源投げたら構成まで変えられて帰ってきて、そしてそれがすごく良かったっていう。
あと、仲間内の話ですけど、友人が友人にミックスを頼んで「あいつに頼むといつもいらないトラック勝手に消されるんですよw」みたいな話があったりするんですけど、そのミックスをした人間っていうのは確かにそういう力のある人間なんですよ。
やっぱ力がないから出来ないってのはなんでも同じなんですよね。


ということで、ずっとやるやる言ってできてないんですけど、やっぱ自分の作品的なものも作っていこうと思いました。
表現したい欲求はずっとありつつ、出来ない部分がどうしてもあって挫折しつづけているわけですけど、今回はそういう部分は出来るだけ友人に頭を下げて手伝ってもらいつつやってみようかとwここで「自分で勉強して」とならないあたり自分クズいなーと思いますけどね、そんなこんなで出来たときにはほぼその友人の作品ということになる可能性がある感じもしてますけど、できるだけ頑張ります笑
とりあえず、作品のコンセプトから自分で作ってみればそういう部分てのは否応なしに考えることになるわけで、それが自分にとって当たり前になれば、ご依頼いただく作品でも同じようなところまで深く聴けるんじゃないかなーって。


そんな感じです。
それにしても、いろんな人からご依頼いただくなかで色々な刺激とか学びがあって、とてもありがたく思ってます。


昨年は本業がなかなかすごいことになってて、音楽やその他諸々にまでなかなか精神的な余裕がないことも含めて時間を割けなかったのですが、結局仕事もプライベートも変わらんのですよ。どちらか一方がよくてもう一方がぐだぐだなんてことはなくて、本当に仕事が出来る人はどちらも良い感じなんですよね、多分。
なので、自分も精神的なところ含め今年は音楽も仕事も両立させて、両方ともに充実した一年にしようと思ったわけです。


あと今年は痩せます。

大晦日

1年早かったですねー。
ちょうど30の年だったわけですけど、色々と充実していたし、凄く良い感じだったのではないかと思います。


今年のあたまになぜかこんなことを思い出して、一年経った今もなぜか憶えてます。
何かというと、幼稚園の頃の出来事なんですけどねー、将来の夢を発表する場面か何かで「赤レンジャーになりたい」とか言ったら年長の連中に笑われたんです、別にだからどうした?というわけでも何でもないんですけど。


仕事に関しては、本当に恵まれた環境でありがたいなーと。
来年は具体的な成果を出していきたいです。いっつもそんなこと言ってる気がしますけどw
なぜか社長が還暦目前で大学院に行くことになって、とっても刺激を受けていたり。またやってること自体も世の中に全く新しい価値を生み出す類いなことなので、凄く大変で毎日自分の力不足を痛感しつつも、なんだかんだ成長するには最高の環境だなと思ったりしてます。


友人とやってる事業の方は、初めてからもう何年経ってるんですかね…毎週末あーでもないこーでもないと年単位でやってきているわけで、そろそろちゃんと世に出せるモノにしていきたいわけですけど、三人ともありがたいことに人並み以上に仕事が充実している人間ばかりなこともあって、なかなか目に見える成果は出せていない状況だったり。ただ、確実に前進はしていて、またそれが自分のなかで何をするにも背中を支えてくれているような存在になっていることは確かなので、とても大切だし、だからこそちゃんとしていこうと思ったりしているわけです。まあその反面、精神的に依存する存在にはならないようにしていこうと日々思うわけですけれども。
そうそう、今年は毎日RSSリーダーで1000件近くネット上の更新情報をチェックして音楽や芸術関連のモノをまとめていくということをやりはじめました。ツイッターbotしてみたりもして(@MuseumCreated)、多分ここまで毎日欠かさずやってるのは日本でうちだけなので、これを元に何かできたらなー、とか思ったりしています。


音楽活動的なところではまたひとつ楽しいところに進めたように思います。
自分自身の創作に関しても、公になってたりなってなかったりするお手伝いに関しても、社畜ってるなかにしては、なかなか頑張れたかなーと。
てか、ブラックフライデーから年末にかけて手に入れたプラグインや音源に元々持っていたものを加えて一覧にしたところドン引きした経緯もあり、このままではご先祖様に顔向けできないので、来年はもっと積極的にそれら諸々を世の中の役に立てるようにしていこうと考えている次第です汗
まあ、大掃除して模様替えして、自宅スタジオが良い感じになったのもあって、ちゃんと宝の持ち腐れでなく、みんな活躍させられるようにしていきたいもんです。


最後に、今年はずっと引っかかってたことに対して何かと前進できた気がしてます。それに、とっても良い情報も昨日知ることができまして、そういうところでもほんとに良かったです。ありがとうございました。


そんなこんなで、もうちょいで年が明けてしまいそうなんでこれくらいにしておきます。
ではまた来年!
良いお年を!

ボカロオリジナル投稿のお知らせ

せっかくなのでこちらでも宣伝しようかと思いまして。


エロいJazzめな感じです。
良かったら聴いてやってください!
もしカラオケ音源などが必要ならメールかリプでご連絡ください!


巡音ルカ】 巡る、夜、ワタシ、 【オリジナル曲PV】
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ワタシを置いて明けないで。
またすぐに会いたくなるの。
まるで螺旋に落ちていく。
繰り返し、繰り返し。。。


▼Vocal:巡音ルカ
▼作編曲&Guitar:RICMAN
▼作詞:Takahiro Yasuda
▼Drum:NIINUMAN
▼Recording Engineer:Kagami
▼illust:zof(http://www.pixiv.net/member.php?id=3020262
▼movie:choki(user/15050985)
▼P&mix&mastering:Itsuki twitterhttp://twitter.com/mu_cre_itkitk
(mylist/22859238)


巡る、夜、ワタシ、


恋探し街を歩いたわ 寄り付く男を流し目に
グラスにかいた HENNESSYのアセを拭いながら
また今日も夜が明ける


退屈だけど一人がいい そんな仲間意識はないし
夜になればチヤホヤされ心満たされて
弱い女演じる


眩暈… 煙草の影怯えた…
そんなワタシなの 抱いて


今宵このユメの中で dancing
強い手解きで逝かせてほしい…
悪くないでも物足りないの愛がもっと熱い夜に魅せられたいの…


ロマン映す埠頭の夜
波のリズムに舞うmidnight dancing
踊るのはアナタの鼓動の中だけそっと意識が遠くなるの


大都会置き去りの片隅に
小さい花咲くの 不思議…


熱く触れる指先で feeling
冷たいフロアを蹴り付けたら
ガラスの靴を脱ぎ捨て踊る私 夜の魔法が解けて行く前に


ロマンスの言葉はウソツキだわ
いつも裏切るの… いつも…


今宵このユメの中で dancing
強い手解きで逝かせてほしい
悪くないでも物足りないの愛がもっと剥き出しになるほどにキツク…

ボマス目的で行ったら、超会議が楽しかったり、改めてニコニコ動画について。

 4/28に超会議一日目行きまして。


 未だに「何が楽しかったの?」と問われても明確に「これ!」と答えられないようななんとも不思議な楽しさを体験しまして。よくよく考えてみると結構感動的なことのような気もしてきたので、適当にまとめてみようかな〜なんて思い、久々にこのBlogの管理画面を開いた次第です。


 というか、当初はボマス目的だったんですけどね。
 なので、超会議なんて「今回はニコ動のイベントと一緒にやるのか…邪魔臭いな」くらいにしか認識していなかったです。
 自分自身、何年か前にここで書いた記事にあるようにニコ厨を自認しているわけですが、それでも、ゲーム実況を一日中飽きもせず楽しめるくらいなのと、あとは友人の曲を自分がボカロPをして投稿していたり、歌ってみたのmixをお手伝いしたりなんかもしている程度でして。
(宣伝→http://www.nicovideo.jp/mylist/22859238
 なんというか、こういう見解で正しいかはわかりませんけど、自分はコミュニティ的なモノには参加したくても中々進んで参加できないタチなのもあってか、今回の超会議もどこかで「コミュニティに参加する感」を勝手に受けていて「まあ、自分には関係ないな。またニコ動がなんかウザイことをやるんだろう。」と、そんな認識だったんです。会場に入るまでは。

超会議との邂逅


 自分の大好きな作家である浅田次郎氏がエッセイでこんな風に書いてます。『「遭遇」「邂逅」ともに「思いがけなく出会うこと」であるが、前者は「会いたくない奴とバッタリ会うこと」で、後者は「会いたかった奴とバッタリ会うこと」』みたいな。
 自分にとって今回の超会議は、ニュアンスは少し違うかもですが、まさに『心のどこかで無意識に「会いたい」と思っていた奴にバッタリと会ってしまった』という感じでした。
 会場に入った瞬間に感じた意味不明な居心地のよさは半端なかったです。


 具体的な事象から言うと、入り口すぐに痛車が並んでいたわけですけど、そこで車載スピーカーで音楽を鳴らしてオタ芸している人たちがいて。自分はそれを見た瞬間「あ、これは楽しいわ…」と直感したわけです。理由は不明ですけれど、とにかく楽しいんです。
 企業ブースも良くわからんけれど楽しかったです。特に自分的にはでかいモニターに映ったキャットフードを歌うミクさんがやばかった。正直舐めてました、大画面で見るミクさんがこんなかわいいとは…。
 自分は結構絵画的なものも好きで、真珠の耳飾りの少女が好きだったりするんですけど、そういうすばらしい作品に感じる「手に取りたい、思い切り抱きしめたい、でも不可能、もどかしい、切ない、」というそんななんともいえない感動をそのミクさんにも感じてしまったわけです。
 あ、セクシーだったりかわいいコスプレをしている方々にももちろん同じようなことを感じましたよ。いち健康な男子として。
 

「かわいい」ということ


 今書いてて思いました。ふと。
 「かわいい」ってのがひとつのキーワードなのかもなって。


 なんていうか言ってみれば自然とニヤニヤできるような「かわいさ」が超会議の場にあふれていたのでは?と。
 オタ芸やってる人たちも、キャットフードを歌うミクさんも、バカ売れしたらしい耳も、下手なりに緊張して一生懸命歌う素人たちも、コスプレしてる人たちも、練り歩くだけでなぜかコンテンツ化することに密かに戸惑ったりしてるのかなーとか思わせてくれる兄貴も、人間をどんな目でみてたのか興味深いアルカパも、なぜかこんなところでクソ真面目に議論してる有名人たちも、一生懸命工作してる人たちも、マニアックな技術を披露している人たちも、こんなうるさい会場で将棋や囲碁に集中できちゃう人たちも、自分の作品を一生懸命買ってもらおうとするボカロPさんたちも、なぜか当たり前のように歩き回っているエヴァも、微妙な空気が流れつつも頑張って生放送する素人も、、、
 こう挙げるとキリがないんですけれどね、なんかわからんけどかわいくないですか?なぜか自然とニヤニヤしてしまう。そんな空気。場。それが居心地良かったり、楽しかったりしたのかなーとか。
 と、思いつきのわりには結構しっくりきてますけど、自分的には。
 

「場」ということ


 今回の超会議はニコ動が持つ「場」がうまいこと具現化できていたように思います。
 適当に動画を再生してたらだいたい楽しいことにぶち当たる、みたいな感じを自分はニコ動に受けていたりするのですが、今回の超会議も「適当に歩いてたら何かしら楽しいことにぶち当たる場」みたいな。
 

 場ということで言うと、自分はとある書籍でその存在を知ったのですが「場」ということを研究している「場の研究所」というNPO法人がありまして、自分はその研究内容にとても興味深い感じを受けているんですけれど、ぜひ、そこでの研究の観点からこのニコ動という場を観てみたら面白いんじゃないかなーと、まったくの部外者ながら思ったりして。

ニコニコ動画」ということ


 自分はニコ動とそれを取り巻く場のファンなのかもしれません。改めてそう自覚すると自分自身にムッツリと同じような感覚の気持ち悪さを感じてしまい恥ずかしくて仕方ないですけれども、しゃーないです。
 今回、Zeroがアホみたいに叩かれてますけれど、その様自体が「ざまぁあああああ」「また叩かれてやんの」って感じでそれすら面白くて仕方ないです。
 それもニコ動が良いのは「文句を言えば何とかなるんじゃないか」っていう空気が存在していることです。みんなツイッターで文句言ってましたけれど、それによってニコ動の運営は何かしら必ず影響を受けるでしょうし。


 なんというか、「お客様第一」とか口では言っておきながら、てめーの都合の良いところに落とし込もうとする様がクソ不愉快な連中(ただの偏見です)とは違い、少なくとも手の届くところに運営が存在する感じは凄く大切なことだと思います。今後ニコ動に望むのはその辺と同じ方向に向かわないことかもですね。もしかしたら実は密かにそうなっていて、自分がこんなマンセー記事書いてることも、それに踊らされているだけだとしたら、それはそれでくっそ恥ずかしくて口惜しいですけどね。


 ともかく、そういうことも含めて自分は「ニコニコ動画」という存在が楽しいですね。
 具体的なコンテンツで言えば多岐に渡っていて、それぞれのクラスタごとに色々な意見はあるんでしょうけれど。自分はそれらを全て俯瞰して観るぶんにもひとつのコンテンツとして凄く魅力的だし面白いと思っています。
 こう書くと信者的な感じがめっちゃキモいですねー。うざいですねー。


 そんなこんなで、かなり大げさに盛った気がしますけど、これくらいにしておきます。
 来年はやらないらしいですけど、またこんな場をいつか体験できることを楽しみに待っておこうと思います。

参加してみて思った音楽のこと著作権のことを適当に書いてみる

 あけましておめでとうございます。
 昨年は大変お世話になりました。
 今年もよろしくお願いします。


 と、言うことで…新年早々、まずは宣伝。
D
 ボカロオリジナル投稿した。


 これは、前から「やりたいな〜」とは思っていたけれど、きっかけがつかめなくて、中々できていなかったこと。それが去年は、ひょんなことから歌ってみたのmixをさせてもらうようになったのがあったりして、で、そのいきおいのままやっとボカロ曲もやれた感じ。
 投稿した曲は、自分が学生時代に友人達と制作した曲達のうちのひとつで、自分はプロデューサー、ディレクター、エンジニア、として参加した曲。まあ、そういう当時の役割もあってか、著作者(RICMAN)に了解を得て自分が仕切って、ボカロ調教して、当時もやったmixとマスタリングして、イラストと動画をお願いして、上げて、って感じ。こういうかたちで自分主体でやらせてもらえたことには本当に感謝。
 で、そんなこんなで、当時一生懸命制作して満足のいく出来だったと思うわけだけれど、その頃は動画サイトも無かったし、発表する場所が今に比べると無さ過ぎて。結局聴いてもらえたのはごく親しい友人達だけで、他には全く誰にも聴いてもらうことができなかった。そんなこともあり、途中そのままの音源をニコ動にうpしたりもしたわけだけど、全く伸びなくて…これはやるならボカロのほうが良いな、と。んで、ボカロに歌わせてみたら、思っていた以上にしっかりと歌ってくれて。あ、これなら全然いいじゃん、という感じで。
 これについては、まずは再生数1000いけたら嬉しいな〜って思う。つーことで、皆さんお願いします笑
 てか、もっと伸びてくれたら、どんどん面白いことはできるんだけどね。そのへんは、自分が著作者じゃないからこそ思いつくこともあるように思うし。まあ、それは今後も続けてみて、そういうことをやれるチャンスもあればいいな、って思う。

まとめると…。

 まあ、あれだね。今まではニコ動を端から見てあーだこーだ言っていただけだったんだけど、歌ってみたのmixで実際にそれに参加できて、んで、さらにボカロオリジナルでも参加できた、って感じ。
 やっぱりやってみると全然違った。それはひとつ前の記事で書いたことにもつながるわけだけどね。とても楽しいし、今の音楽業界の魅力の無さと、ニコ動界隈の面白さ、っていうのをうまく口で説明できるわけではないけど、自分なりには感じることができたというか、理屈抜きに自分はニコ動界隈のほうがすごく楽しいわけで。ま、そこには自身の好みだったり贔屓だったりする部分が大きくあるわけだけど。あと、反骨的なところと笑

著作権云々について。

 あと、著作権的なことについても、やっぱり、本当にその立場に近い位置にいないとわからない、というか、自分自身があんまり頭で考えてわかろうと努力をするようなヤツでも無いので。まずは、そのあたりのことについても、何か感じることができたらな、って。


 で、現時点でまず感じていることは、ジャスラック云々とか言う前に、もっと大元にいる著作者や著作物を利用する人達、はたまた著作者同士間でも、かなり知識や考え方に違いがあるように思えて。
 例えば、そのあたりの知識が全然無い人と、それなりに知識を持っている人とでまず違う。で、さらに違うのが歌い手さんとPさんたちの考えの前提の差。Pさん達は著作者という立場がある上で、自分の著作物の扱い方に対してそれぞれが色々な考えを持っているわけだけど、歌い手さん達は著作者という立場がまず無い人が断然多いわけで、本当に何の前提も無い状態でそれぞれ考えを持っている場合があるかな、と。てか、そもそも著作物という概念自体を全く持っていない人もいるんだろうしね。
 その結果、ミリしらや替え歌なんかに対する考え方の違いは人それぞれなのは良いんだけど、それよりも、その前提の有無が決定的なところにつながる可能性がある気がしている。自分の考えで言えば、なんの抵抗も無く人の著作物でミリしらをしたり替え歌をしたりっていうのは考えられない。そこには必ず「それが人の著作物だ」という前提を持っていて、それをするならするでそれなりのやり方を考えるわけだけど。ただ、そんなことを全く考えてない、または、そもそもそういう概念を持っていない人からすれば、そんなの気にしないのが当たり前で全然おかしくない。
 まあ、個人的な感情で言うと、そういうやつのmix依頼が来たら困ると思う。替え歌やキーの上げ下げなんかも同じ。どうしても抵抗あるなーと。うーん、てか多分断っちゃうかも。
 で、なんだろう…その前提の差がこないだ少し話題になった大福Pさんの歌い手さん云々の発言と、そこから発生した一部の全く噛み合ないの議論につながっているのではないかな、って思っていたりする。だから、最後その大福Pさんとロリコムさんでは、違う考えを持ってはいるものの、同じ前提を持っている同士だから議論が噛み合う。逆に、その前提が無い人達がその議論に加わろうとすると、全く噛み合わない。それは、どっちが悪いとか良いとかではなく、単純にそういうもんだろうな、って。

 大福Pさんの発言とそれに対するコメント
 http://komonodfkdfk.blog19.fc2.com/blog-entry-16.html
 大福Pさんとロリコムさんとのやりとり
 http://togetter.com/li/83271

 まあ、そのあたりも考えさせられたな、って。自分はボカロP的な立場も一応今回ので経験したし、その前からそういう前提を持っていないであろう歌い手さんたちとmix依頼を通じて仲良くさせてもらっていたわけで。大福Pさんの発言から生まれた議論にはなんとなく煮え切らないものを持っていた。はっきりとどっちにもつけないし、そもそも自分自身もmixする上で著作物に対する礼を持ってその音楽を扱っていたか?と問うと反省すべきところもあったりするわけで汗
 そんなこんなで、少なくともその前提はみんなが持てるといいな〜なんて思ったりするわけだけど、難しいだろうな。で、逆にその前提が無い人にも著作物を正しく扱ってもらうために、ジャスラックの融通の利かなさなんてのがあったりするのかな、とか思ったりもした笑

固い話はもういいか。

 で、全然関係無いけど、去年末にはコミケにも行ってきた。これも、今までは端から見て楽しんでいただけだったけわけだけど…実際行ってみたら、普通に楽しかった。そこでCDを買ってきたけど、それがまた良くできている、というか…自分的に言えば音楽的な密度?みたいなところで言うとメジャーよりもクオリティは断然高いように思えた。
 みんな、自分が表現したいことありきだからなのか、なんかそのコンセプトに隙が無いというか、本当にやりたいことをやっているんだな、と。そんな感じ。で、音質的にもまったく文句無い笑
 次回はちゃんと調べて、興味のある音楽を片っ端から手に入れたいな、と思ったりもした。 


 もろ個人的なことを言うと、メジャー指向な人はなんでなんだろう?とか思ったりもする。まあ、その理由はある程度想像つくし、同意も全然するけど、あくまで自分個人で言えば、って意味でね。


 もっと盛り上がって欲しいよね、自由な音楽。
 「自由」っていうのは、与えられた制限を享受せず、自分自身が主体的に制限を持つことだと思うわけだけど。そういう意味での自由な音楽、メジャーとかインディーズとかっていう感じに与えられる制限にとらわれないやつね。


 と、本当は単純に宣伝できれば良かったんだけど笑
 書いてたらここまできてしまった感じで汗

歌ってみたのmixをしてみて改めて感じた「音楽をつくることそのもの」の魅力

 久しぶりに…考えてみる。


 結論から言うと、音楽の大きな魅力のひとつに「つくる過程そのもの」があるのではないか?というのをここにきて改めて感じた、ってこと。聴くだけじゃなくて「つくることの楽しさ」「制作そのものに注目した楽しみ方」があるんじゃないかなー、って。


 で、そんなことを考えたきっかけのひとつに、今年の8月くらいからやっている歌ってみたのmixがあって。それが思っていたよりも自分がまず楽しいし、それに関わる人もみんなすごい楽しんでいるように思えて。
 そんなこんなで、それを引き合いに「音楽をつくる楽しみ」みたいなことを自分なりにまとめてみようかな、と思ったりした。内容的にはボカロと歌ってみた中心になるけど、言いたいことはどんな音楽でも一緒。どんなかたちでも良いから「音楽をつくる」ことは楽しいよ。最近はそれを楽しむためのハードルが下がってきたよ。みたいな話かな。

「mix」ということについて

 まずはじめに…これまでは表に出ることのなかった「mix」ということの扱われかたについて思うことがあって、そこから少し考えてみたいな、と。
 ちなみに、mixってのは以下のようなこと(mix=ミキシング)。

ミキシング

出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』

ミキシング (Mixing) とは、多チャネルの音源をもとに、ミキシング・コンソールを用いて音声トラックのバランス、音色、定位(モノラルの場合を除く)などをつくりだす作業である。元のチャンネル数から少ないトラックに移行させるため、同義語としてトラック・ダウンとも呼ばれる。

自分で書いた記事だけど、詳細は↓こっちで…
【1】ミキシングとは?何が必要?


 で、自分は専門で勉強してたから当たり前のように「mix」って言葉を使っていたけど、当時はそういう人間じゃないと知りえないような言葉だったと思うわけ。でも、今はそういう人間じゃなくても、歌ってみた界隈で「mix」と言えば普通に通じるし、それはもう中学生でも当たり前のように使っていて。まず、それ自体が当時(5年前くらい?)じゃ考えられなかったよな〜、と。
 さらに、それができることによって、すげー尊敬されるのには嬉しかったけど、ビビったりもした汗…元々注目される部分ではないなって思っていたし。
 でも、考えてみればmixというのは本来、音楽制作においてはとても大切な工程だと思うわけで。料理で言えば調理そのもののポジションだったりするし、そりゃ皆が音楽のつくり方に興味を持ったとして、今までは表に出にくかっただけであって、注目されること自体は不思議ではないんだよね。
 なんか、単純にこんなカタチで言葉が浸透するほどにまで、みんながそれなりに興味を持ってる現状、っていうのが「音楽をつくること自体」の魅力を表してるんではないかな?と思った。その証拠にってわけでもないけど…今、歌い手さんとしてもミキサーさんとしても人気な人たちがいて、そういう人たちがmixについてニコ生をすると、結構な人数が観に来る。まだ全然狭い範囲ではあるんだけれど、そういう需要がある、ってこともあるのかな、と。


 まあ、名前が先行している感じもあってか「mix」ということの本質を皆が皆わかっているのか?ってなると色々と違う部分もあるな、と思ったりもする。そもそも、歌ってみたのmixっていうのは、従来のmix作業からオケとボーカルを合わせるところだけを抜き出した感じなわけで。
 あと、目的と手段がごっちゃになってしまっている人も結構いるのかな、と。良い音楽をつくるのが目的のはずが、良い道具を使うのが目的になっていたり、具体的に言えばM/S処理をするのが目的になっていたりして…それは自分にも言えることでもあるんだけどw
 まあ、そのあたりをみんなで共通理解できればいいな、なんて勝手に思ってみたのもあって、もういっこのblogで色々書いたりしているんだけど、思っていた以上にmix関連の言葉で検索してきてくれる人が多い。


 と、そんな感じで、「mix」っていう、これまで音楽を聴くだけだった人にとっては知り得ないはずのことが、そういう人たちがつくることにも興味を持ったことによって一気に浸透したと思っていて。それは、その過程が制作において大切な過程だからでもあるわけだけど、「音楽はどうやってできているんだろう?」ってことに楽しみを見出せてるところもあるからなんではないかな〜って。
 まあ、自分がそもそも制作そのものを楽しむタチだからそう解釈しているだけかもしれないんだけどね、それにしてはみんなmix自体にも興味を持っている気がして。

音楽をつくろうと思うところまでのハードルが下がった?

 すごい局所的なソースだけど…。

Togetter - 「音楽を聴かなくなった理由――四本淑三さんの講座の学生レポートから」
もひとつ「初音ミクで初めて音楽に興味を持った」という子が二人いて、二人とも速攻でDTM環境を整えて曲を作り始めている。ネットで音楽を聴くという体験は、おそらく聴く側から演る側へ向かう垣根を意識させないんだな。逆に聴き専にジジババが多いのはそれで納得いくというかゲホゲホ。

 ここで書かれているような“「初音ミクで初めて音楽に興味を持った」という子”は、初音ミクに触れて、そこに何かしらの魅力を感じたから行動したんだと思うわけなんだけど、それが「つくることそのものの楽しみ」だったんではないかな、って。
 「楽しそうだな〜自分もやってみたいな〜」みたいなね。
 なかには「有名になりたいな〜同人CDで稼ぎたいな〜」みたいなこともあるかもだけど、それも含めて自分自身が何かをゼロから創作することの楽しみのひとつだと思うしw


 で、今までは音楽を聴く以外の方法で楽しむことって、結構敷居が高かったんだと思うけど、それが今はネットで調べれば「あ、DTMってのがあるんだ」「そうやって歌を録音するんだ」「へー、フリーのソフトでできるのか」みたいな感じで知ることができるし、それに必要な機材自体も安価なのが出てきて身近になったとも思うし。
 そしてさらに言えば、そもそもニコ動で活動しているPさんたちは、今までの概念で言えばアマチュアの人だったり、それこそDTM始めたばかりだったりする人がほとんどなわけで…「それなら自分にもできそうだ」ってことを感じる部分もあるんだろうしね。
 まあ、それで出来た音楽や動画を、人が観たり聴いたりしてどう思うか?ってのは置いておいてだけれども、それでも聴くだけとは次元の違う楽しみがあって、それを自分でもやってみよう、って思うところまでのハードルがすごく下がったように思う。
 (てか、そういうこともあって、今、音楽業界は厳しいけど、音楽機材業界は結構潤っていたりしてw)

自分で音楽をつくってみて

 じゃあ自分はどうか?ってことについて。


 ボカロ曲で言えば、正直、歌ってみたのmixをするまでは友人がやっているやつ以外は全く聴いていなかった。そもそも、聴く対象としての興味自体全然無かった(つくる対象としては興味深々だけど)し、それは今でもそんなに変わっていない。ただ、自分がmixした曲はiPhoneに入れて聴いていて、「良い曲だな〜」とか「面白い曲だな〜」って、そこで色々思ったり考えたりして、聴いてて楽しい。
 自分個人だけのことで言えば、そういうこと…やっぱ自分が関わったものは聴いてて楽しかったり、あー、って思って悔しかったりするわけで笑


 そりゃ、自分よりうまいmixができる人はいくらでもいると思うし、歌い手さんからしても他にいくらでも上手な人はいるんだと思う。ただ、たとえそうだとしても自分が制作に何かしらのカタチで関わった音楽は楽しい。単純に自己満足であるとも思うし、ナルシシズムのひとつであるとも思うけど。

あとは…

 まあ、それを発表して評価してもらえる、ニコニコ動画みたいな場ありき、ってこともあるかな〜とも思う。
 それは前にここでも書いたんだけど、クリエイターにとっての発表の場としてすごい魅力があると思うし、当時はまだ見えていなかったんだけど、人気のクリエイターさんはちゃんとした収入にも繋がっているみたいだし。


 ただひとつ今後の課題というか希望というかなんというか…。
 今、歌ってみた界隈とかでも、上手な人がいっぱい埋もれてしまっていて、今からはじめても中々再生数が伸びない状況だったりするので、そこはなんとかならないかな〜って思ったりする。今後はもっと飽和してくると思うし、つくる側もそうだけど聴く側からしても、そんな中からどう自分の好きな音楽を探せるか?っていうのはひとつの課題なのかもな〜、と。
 まあ、つくる側にしてみたらまずは自分が楽しむことだと思うし、そこさえわかっていれば、再生数伸びなくてもそれなりに楽しいと思うけど。
 自分的には、もっとがんばれ!って思うやつも結構あるけどwそれもまずは置いておいてもいいのかもね、自分がまず楽しければ。人にも楽しんでもらえるようにがんばろう、って、そのうちで良いから思ってもらえればもっと良いけどw
 とりあえず、まずはみんながやってみて音楽をつくる楽しみをしってもらうことのほうが先、ってことで。
 そしたら101匹目のサル現象じゃないけど、何か起こるかもしれない、っていう根拠のない期待はあったりなかったりw

まとめ?

 まあ、あれだ。
 自分は専門を卒業してから漠然と「もっと音楽をつくること自体が身近になればいいな〜、絶対みんな楽しいのにな〜」「みんな大人になったり、就職したからって言って音楽辞めなくて済むようになればいいな〜、せっかく一時期は人生かけちゃうつもりくらいに楽しかったはずなのにな〜」っていうのをずっと考えていた。
 そんなこともあり、最近の状況は勝手になんか嬉しかったりもするw


 と、相変わらず長文を書くとまとめ方がわからなくなり、大変にまとまりが悪いですけど…そういう感じに思うんですw

【3】レコーディング・録音・音素材について

この記事について。。。

 DTMDAWで、オーディオトラックを揃えたのは良いけど、それから先どうしたら良いか分からない。CDみたいにならない。音量が小さい。等々…そういう人向けにミキシング(ミックス、トラックダウン)のやり方を私なりにお伝えしようと思ってます。

 「ミキシング」と一言で言ってみてもやりかたは人それぞれ…全く正反対のやり方でもどちらが正しいとかは無いので、それを踏まえた上で柔軟に色々試してみて下さい。ここで書くことが全てでは無いです。ただ、知識ゼロからやるよりは良いと思いますので、良かったらどーぞ。

 前記事
 【1】ミキシングとは?何が必要?
 【2】ミキシングでは何をするのか?

 今日は、ミキシング前のレコーディング・録音・音素材について、少しお話します。
 ま、どんなに料理が上手でも素材が腐ってたらうまくできないよ、ってことで。ミキシングをやり慣れてくると、それで何でもできるように思ったりすることがあるんですが(そう思ってしまうくらいに色々できるので)、素材の時点で腐ってるとどうにもならないし、腐るまで行かなくても素材次第でミキシング時の制限はいくらでもでてきてしまいます。
 なので、その素材の録り方をめちゃ簡単に説明します。ミキシングをする場合、そこの部分もタッチすることが多いと思いますので、軽く参考にしてみて下さい。逆にミキシングがどうしてもうまく行かない場合、その素材の録り方を見直す必要があったりしますし、そもそも、素材さえ上手に録れればミキシングで色々とさわる必要がないとも言えます。本当に上手なプレーヤーとレコーディングエンジニアがレコーディングをすると、ミキシングでは簡単な調整をするだけでもめちゃかっこいい音楽ができますから。良い素材は下手に料理するよりそのままで食べたほうがうまいことと一緒ですね。

音を録るうえで何がその善し悪しを決めるのか?

 音を録るうえでは以下の点でその善し悪しが決まると思います。
 細かいことまで言うと、その音を鳴らす場所やケーブル、電源なんかからになってしまいますので、ざっとにしときますけど。


・鳴っている音自体
 プレーヤーが楽器を弾いて鳴らす音や、ボーカルが歌う音そのものと、あとは、音源やサンプリングの音なんかです。これが全て、と言ってもいいくらいなのは分かりますよね?


・マイク
 生音の場合はマイクによってかなり違ってきます。色々なマイクを試してみた経験がある人ならわかると思いますが、全然違います。低音を良く拾うもの、高音を綺麗に拾うもの、バランス良く拾うもの、様々あります。
 例えばドラムをマルチで録る場合、ざっと見積もって最低でも3種類は使うように思います。あと、ダイナミックマイクコンデンサーマイクでも違ったりしますし、さらに、マイクの位置もめちゃ大切です。


・プリアンプ
 これは、入力された音のレベルを上げるための機材です。マイクで音を録る場合には必須となるものですね。
 基本的に、レコーダーに録音する際はこれとコンプで波形をクリップするぎりぎりまでやっとくようにします。ま、24bitでレコーディングする場合はそこまで神経質にならなくて良いですけど、大は小を兼ねる、って意味で。


・アナログコンプ(エフェクター
 良いコンプを持っているなら、ぜひ。ここではデジタルの環境でミキシングを行う前提ですが、やっぱりアナログは良いんです。ただし、わざわざ下手なものを通して音を劣化させる必要はありませんけど。
 感覚でしか言えませんが、これをひとつひとつの音にかけて録音すると、ミキシング時にまとまり易くなる気もします。あと、曲によっては歪み系のエフェクターを通したり、ここでわざとアナログのしょぼいMTRを通したりすると、ものによっては面白いらしいです。
 ま、ここから先は音がデジタルになるわけですから、その前に良いアナログ機材があって適切な使用ができるならそれをしておけ、ということですね。一度デジタルで録ってからアナログにわざわざ戻したりする人もいますから。それくらいアナログというのは音にとって良いんだと思います。


・bitとhz
 デジタルで録音する場合に録った音をどういったデジタルデータとして扱うか?という部分です。
 簡単に説明しますと、デジタル上での音は波形を階段状で記録するわけですが(あくまでイメージですけど)、その階段の細かさの指定にあたるのがこの2つです。bitは縦の細かさ、hzは横の細かさです。縦の細かさは録れる音のダイナミクス(音量の幅)に関係してきますし、横の細かさは録れる音の帯域に関係してきます。bit数が大きいと音量の振れ幅をより忠実に録音できて、hzが大きいと音の帯域をより忠実(帯域は波の横幅で決まるので、そもそもその横幅を再現できる必要があり、CDの44.1というのは理論的には人間の聴こえる限界の音は録れるよ、という大きさです。)に録音できます。
 私の感覚から言うと、bitは大きいほうがいいです。ただしhzは大きければいいというものでも無く、ロックなどではわざと44.1で録音することもありです。「そもそもCDが16の44.1じゃん」となるかもしれませんが、そこまでに行く過程ではできるだけbitは大きく、hzは好みで、とやっておいたほうが良いです。


 てな感じですかね、本当にざっとですけど。

まとめ

 音を録るのはとにかく難しいですね。
 プレーヤー、場所、マイクの種類・位置、ケーブル、プリアンプ、エフェクター…と、それらを全て適切にやることはものすごい技術が必要なわけで、そもそも、通常の宅録では全てを満たすことは不可能なわけです。もう、経験とお金を積め、としか言いようがありません。色々な人にアドバイスしてもらったり、自分でやってみないことにはなんとも…私もそもそも専門で勉強してないので、説明どころの話ではありませんので(笑)
 ま、色々楽しみながら試してみろ、ということと、ミキシングの段階でどうしてもうまく行かないのはここが関係していることが多いよ、ってことで。それくらいの説明しかできません。。。
 逆にこの部分がうまくできればできるほど、ミキシングは楽しいものになったりするんです。


 と、言うか、それを言ったらMIDIでの打ち込み技術の話なんかもしないといけないんですよね。。。私はそれ嫌いだったのでここでは説明できませんけど、MIDIでどう生音のような響きを再現するか?とか、技術的なことはいくらでもありますから、皆さん調べてみて下さい。


 あ、あと、2ちゃんのDTM板ではこんな話題が溢れていますので、興味のある人は覗いてみるといいかもですね。